社員が語る 越後みそ西への想い

私たちが作っているのは
その先にある「家庭文化、食文化」だと
思っているんです

Interview

専務取締役 杤堀 佳倫

あまさけの瓶タイプも発売されましたよね?
あまさけのスタンドパックタイプは以前よりあったのですが、贈り物にお遣いいただけるような商品を目指しました。あまさけブームでずいぶんとあまさけをつくる蔵も増えましたが、うちの味は、ただ甘くなればいいということではなくて、濃厚でコクがあるけれど、後味がすっきりとする甘さになるよう苦心しています。
あまさけのいのちは米糀の良しあしで決まるといっても過言ではないと思いますが、新潟県産こしひかりでおこした米糀にしっかり酵素力が蓄えられるように気を配っています。
飲む点滴などとも称されることで、健康のためにあまさけを飲まれる方も増えてきましたが、毎日飲んでも飽きがこない味というのが理想ですね。
パッケージデザインは杤堀さん。文字は杤堀さんのお母さん、西巻則子さんですよね?
はい。「味のある文字を書くな」と思っているので母にお願いしたんです。父も結構字が上手だったんですよ。私は引き継がなかったんですけれど(笑)。実は今の商品の中にも、父の文字が使われているものもいくつかあるんですよ。
西本町店で使用している包装紙の中にも使われているのですが、「越後柏崎、米山・・・」っていう。崩した文字なんかが上手かったですね。ちょっと引っかかりのある崩す字っていうのは、ただ綺麗に書いてもダメなので。
父はもう亡くなってしまいましたが、そうやって残してくれた文字も財産だと思っているので、できるだけ残したいと思っています。言葉選びやラベルの編集は私がしました。社内でのコピーライティングはだいたい私が担当ですね。できるだけ地元柏崎で育まれる味であることを、コピーやパッケージで伝えていけたらと思っています。