きりあえとは、新潟県新潟市西蒲区周辺に伝わる郷土料理です。ちょうど、越後みそ西の直販店「弥彦笹屋店」のある地域で、今もホテルや旅館の朝食などに出されています。
大根みそ漬やゴマ、柚子の皮などをみじん切りにし、砂糖で甘く味付けした和え物で、主に炊いた白米の上にかけて食べます。幕府に搾取されていた江戸時代以前、農家が行事で白米を食べるときに、白米を隠すように上からかけて食していたことに由来し、現在でも行事の際に振舞われる習慣が残っています。
ご家庭などで味わいが多少違い、白ごまを使ったものもありますが、しっとりとした生ふりかけのような郷土料理です。
レシピは、弥彦の隣り岩室温泉にある、登録有形文化財の築150年の古民家をリノベーションしたイタリア料理店「KOKAJIYA」様より直伝いただき、越後みそ西のみそ漬大根を使用した、こだわりの一品です。
こちらのレシピでは黒ゴマを使用しており、最初に見たときには真っ黒で驚きますが、食べてみるとゆずのほのかな香りがのり、甘じょっぱさが癖になるような味わいです。
2019年に開発担当者がはじめてKOKAJIYAシェフ熊倉氏がつくったきりあえを食べ衝撃を受けたことに端を発し、いつか商品化したいと希望していたところ、昨年度柏崎市地域ブランドづくり支援事業の機会をいただき、ついに商品化にいたりました。ぜひこの商品をきっかけに、きりあえを多くの方に知っていただければと思います。
>岩室 灯りの食邸「KOKAJIYA」
■商品概要
・商品名「きりあえ」 内容量95g・参考小売価格850円(税別) 918円(税込)
・賞味期限 製造より120日
・販売時期 2025年 6月よりプレ販売期間を得て、2025年7月1日 新発売。
・取扱い店 直営店 越後みそ西 西本町店、弥彦笹屋店より販売開始。