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社員が語る
越後みそ西への想い
将来、新潟の「越後みそ」の代表として、
世間に認知されるような
ブランドの一つになりたい。
Interview
代表取締役
長澤 智信
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越後みそ西について
越後みそ西への想い
代表取締役 長澤 智信
長澤さんの立ち位置は、外から吹く「風」みたいな存在ですね。
会社がずっと何年も低迷している時代があって、雰囲気も良くない状態もあって、努めて「仕事を楽しくやろうよ」とかなり気持ちを入れてやったんです。
私が最初に来た時に、もちろん一人一人面談もしましたけど、まずは「自分の歓迎会やってくれ」って頼みましたよ(笑)。それから定期的に飲み会もやって、働き方を変えていこうって。それで一緒に朝まで飲む人たちがいて。
この会社の良さは、全員集まって、アットホームなんですよ。何かやるってなると、全員集まるしね。午後の3時休憩なんかでも、みんな誰それと言わずに、自分たちで買ってきたお茶と菓子を広げてみんなで話をしながら食べたりして。人数の多い鉄工所ではありえない光景ですね。
ただ、テック長沢では完全にチャイムで仕事の時間が決まっていて、こっちはそれに比べるとルーズだったので、開始と終わりはしっかりと決めました。スタートは、朝礼時間も5分10分早めて。始業終業時間もしっかり、それと、これまでなかった会社のカレンダーも作りました。
改善のペースも比較的ゆっくりです。負担になっては仕方がないですからね。改善したのはまずは無駄を省くこと、少しでも効率を上げることを意識して取り組んでもらいました。これで出費、赤字は随分抑えられました。あとはそこから徐々に業績を上げていくだけなので。
これまで、リーダーと呼べる役割がいなかったんですよ。きっとどうやっていいかわからなかったんですよね。すごい労力をかけていたり。でも私が話すと、すごい勢いで回るというか、動いてくれる。
あまさけのパッケージデザインに関しても、最後は長澤さんが判断されたと伺いました。
あまさけのパッケージに関しても自社で絶対できると思っていました。あれは私が専務に「できる限り、違っても間違ってもいいから、自分たちでやろう」って相当言ったんです。専務はどちらかというと、「プロに任せた方がいい」という考えなのですが、私はコスト面を一番に考えて「自分でやれ」と言い続けました。そうしたら結果として、いいものができたんです。
まだ活用されていない個人の能力も、会社の資源として使えると。
そこに任せたんです。当時は持っているものをフル活用するしか方法がなかったというのが正直な所ですが(笑)。
最後になりますが、これから越後みそ西をどんな会社にしたいと思いますか?
私の今の役割は、「基礎、基盤固め」だと思っています。越後みそ西は柏崎地域だけを市場の対象としているのではなく、将来、新潟の「越後みそ」の代表として、世間に認知されるようなブランドの一つになりたいと思っています。「越後みそ」の同業者とは切磋琢磨しながら、代表ブランドの一つとして育てたい。
そのためには、地元での圧倒的なシェアを獲得したい。経営基盤としては絶対必要です。あとは本当に、使うきっかけを作るだけで、買ってくれているんですよ。知ってもらえれば需要、必要がもっとあるはずです。
英語に堪能な方が入社されたと聞きましたが、海外にも?
世界へも、出たいですね。貿易関係の仕事に就いていた同級生の友人に一年ずっと声をかけ続けて、越後みそ西に引っ張ったんです。
海外、例えば東南アジアの好みは、ジェトロの調査では甘口のみそ。自宅での料理では使われません。日本料理屋さんでも、塩分や酸味があるのは好まれない。
海外でも、先進国に輸出したいですね。健康ブームで塩分への意識も高い中で、辛口と表現される「越後みそ」は海外進出ではまだ解決できていない壁がある。だからこそ、チャンスもあると思うんです。
今後、どう認知を上げていくかが課題ですね。
Interview:ブリコール
2017.06.06 越後みそ西新道工場の事務所にて
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